香りに敏感な繊細さんが心地よく暮らすためにできること
香りに敏感な人は、頭痛や不調を感じることがあります。そんなわたしがマスクを手放せない理由を、日々の小さな安心とともにつづりました。
わたしがマスクをする理由
ほとんどの人は、コロナ禍になってからマスクをするようになったと思います。
そして今、マスクをしている人が減り、少しずつ以前の日常の生活が戻ってきました。
アルコールで手やテーブルを念入りに消毒することも減ってきました。
でも、わたしは今もマスクをしています。
コロナ禍になるもっと前から、外出するときはいつもマスクをしていました。
香りに敏感なわたしがマスクをつけ始めたきっかけ
香水やシャンプー、リンス、柔軟剤の香り。
どれも「いい香り」と言われるものなのに、わたしにとってはつらいものでした。
人のそばを通っただけで頭が痛くなったり、体調を崩して寝込んでしまうこともありました。
そのせいで、だんだんバスや電車に乗ることが難しくなりました。
日常の中で感じるつらさとできなくなったこと
映画館にも行けなくなり、美容院へは20年以上行っていません。
だから、髪は自分で切っています。
まあまあの仕上がりでも、ほとんで家にいるので気にしないことにしました。
気にしてしまうと、生活できなくなってしまいます。
くせのある髪なので、多少長さが違ってもあまりわかりません。
そんな風に「できないこと」はたくさんあるけど、なるべく考えないようにして、無理をしないほうが心が落ち着いてきます。
「しかたない」と思えるようになるまで
できなくなったことを数えだすと、苦しくなってしまいますよね。
本当は、好きな所へ行きたいし、香りのいい柔軟剤も使ってみたいし。
だけど、どうしても頭痛や体調不良になってしまいます。
だからわたしは、「しかたないしな~」と思うようにしました。
気にしすぎると、それがかえってストレスになります。
完璧にできなくても、自分が少しでも楽に過ごせることを大切にしたいと思うようになりました。
これからも、わたしがマスクをする理由
だから、この先コロナが完全になくなっても、
わたしはきっとマスクをし続けると思います。
周りから自分を守るため、そして安心して外へ出られるために。
それが、わたしにとってのちいさな「こころの安心」です。